夏風邪「ヘルパンギーナ」
子供が夏にかかりやすい風邪の一つに「ヘルパンギーナ」があります。1歳前後から10歳くらいの子供によく見られますが、大人にも感染します。殆どは、エンテロウィルスの飛沫感染によりますが、流行性のものは、A群コクサッキーウィルスによるものです。
ヘルパンギーナの症状は、突然39度くらいの高熱が出て、のどの奥に小さな水ぶくれがたくさんできます。水ぶくれが破れて潰瘍になり、強く痛むので、小さい子は機嫌が悪くなり、よだれが沢山でますし、水分補給も嫌がりますし、食欲もなくなります。熱は2・3日で下がりますが、水ぶくれは1週間ほど治るのにかかります。
特効薬はありません。自然に治りますが、高熱がでることもありますから、水分補給が大切になってきます。すっぱいものや、辛いものなど刺激の強いものは避けるようにし、温かく(ぬるめが良い)、口当たりの良いものを食べさせてあげましょう。また、水分補給が必要ですが、ゼリー状のようなものや、アイスクリームなどを少しずつ与えることも効果的です。
また、40度を越す高熱が続く場合や、嘔吐する、不機嫌な状態が長く続くなどの場合は、無菌性髄膜炎の心配もありますから、早めの受診が必要です。
そして、発熱してから2・3日後までは、最も感染しやすい時期なので、兄弟などがいる場合など、周囲の人は注意が必要です。予防ために、手洗い、うがいをしっかりと行うようにする、患者のタオルを別にするなどの対処が必要ですし、便にも感染後1ケ月ほどはウィルスが出る可能性があります。治ってからもしばらくは、注意が必要です。
